月の木漏れ陽亭
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風凍る陳腐な青春
   「限りなく透明に近いブルー」を読んで



 村上龍の作品です。

 昔書いた感想です。



   作者:村上龍


 抹茶パフェあらすじ抹茶パフェ

  舞台は東京、基地の町、福生。ここにあるアパートの

 一室、通称ハウスで主人公リュウや複数の男女はクスリ、

 LSD、セックス、暴力、兵士との交流などに明け暮れ生活

 している。 明日、何か変ったことがおこるわけでも、何かを

 探していたり、期待しているわけでもない。リュウは仲間達

 の行為を客観的に見続け、彼らはハウスを中心にただただ

 荒廃していく。 そしていつの間にかハウスからは仲間達は

 去っていき、リュウの目にはいつか見た幻覚が鳥として見えた。



 鯉のぼり感想鯉のぼり

  正直言って気分が悪くなるような小説だと思った。描かれ

  ていることは、日常的に繰り返される麻薬とセックスの宴

  である。黒人や女たちとのもろくて哀しい絆しかない。描写

  も生々しくてあまり良い印象を持てない。

  村上は、映画を自ら撮っているだけあって場面、場面が実

  に流れるような画的なものだと思う。但し、文章はあまり巧

  くはない。映像としては素晴しいが、文章は少し雑なような

  気がする。彼はこの作品で見事、芥川賞や群像新人賞を得

  たが、それに当ってかなり論争されたらしい。これは文学で

  はなく、もはや社会問題でしかないという意見と、あまりにも

  すさまじい内容の光景を絶賛するという意見に分かれた。私

  個人の意見としては、前者であり、この作品は主題のとり方

  は良いが文学とは少しはなれていると思う。解説で今井裕康

  氏が言っているように、この作品はある意味で素通りされたの

  である。だからこそ、賞をとることができたものと思える。

  この小説で面白い点は、主人公リュウが「眼」になっていると

  いう部分である。リュウも仲間と同じようにセックス、麻薬、乱

  暴をしている。しかし、どこか他人で、意志を持ってやっている

  わけではない。そこには周りを冷静に眺めて観察している「眼」

  がある。こういったところでも画的でとても斬新である。この作

  品の中では「何かする」という行為の中に意味がまったく描か

  れていない。そういった細かい部分を全て除いている。だから

  リュウの行為に一種の静かさがあり、眼という役割を果たし、全

  てが等質となっている。理由がなく意味があるようでないとい

  う描写は、まさに映画そのものである。だから最後まで読んで

  も、この作品が一体何を本当に言いたかったのかが解らない。

  無論、暗喩として日本とアメリカの位置関係、協調性がなく、も

  ろい絆によって繋がっている哀しい友情と毎日のスキャンダラス

  な日々の無関心とやる気のない青春というものを描いている。

  しかし、それだけとしかとれず、深い意味がまったくない。ラスト

  シーンで出てくる「鳥」と「ガラス」にしても確かに意味を含んで

  いる暗示となっているが、しかしそれだけのことで、それがどう

  いうことなのかがまったく描かれていない。要するに、作者の声・

  言葉がどこにも見当たらないのだ。

  「鳥」=現代社会を、その構造を示唆しているのは明らかである。

  また、「透明に近いガラス」=このような清らかで澄んだ人に自

  分もなってゆきたいという切実な願望ということもよく解る。しかし

  肝心な作者の意見がないので、全て意味のないもの、薄っぺらい

  小説、味のない作品と思えてしまうのだ。

  この人は、小説を描くよりも詩や映画を作った方が合っているよ

  うな気がする。小説には不向きである。詩の方がよほど面白いに

  違いないと思う。

  この小説では、現実的なものが非現実に、非現実なものが、現実

  的に見える。おそらく村上は、その逆説を主題にもってきているの

  だろうと思うが、しかしそれはあまり成功していないと思う。この作

  品はやはり文学的作品というよりも社会的問題小説と言える作品

  であると思う。

 





 この小説、読んだ人いますか?

 私の中では一度で充分と思える内容でした。

 発想や視点は感心するんですけど・・・

 特に女性にはお勧めできません。

 それぐらい、内容が生々しくてすごいです。

 ある意味、気分が悪くなります・・・

 この作品好きな方いたら、すみません・・・ 土下座

 あくまでも私の感想なので。

 あしからずです あせ ぬりかべ8








  ※このカテゴリのタイトル名は、サザンの曲「鏡」の

   歌詞の一節から拝借しています  板チョコ


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